おうち時間の先にある、ボタニカルで丁寧な暮らし - FOR A SUSTAINABLE FUTURE BOTANIST

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おうち時間の先にある、ボタニカルで丁寧な暮らし

長い長い時間を家で過ごした、この2年。変化の少ない日常を、どんな風に楽しむかを考えた日々でもありました。そうした毎日の中で気づかされた、丁寧な暮らし方のこたえ。それは環境と自分の両方にやさしくて、無理なく続けられるボタニカルライフでした。

おうち時間の先にある、ボタニカルで丁寧な暮らし

家で過ごす時間が増えたことで、いつもより手間をかけて料理したり、お花やグリーンを増やしたり……。おうち時間を、豊かに楽しんでこられたことでしょう。そんな毎日に、これからは丁寧さもプラスしませんか?

たとえば、キッチンやテラスで野菜の根やカットしたヘタを育ててみる。翌朝には、かわいい双葉が芽吹き、思わず笑顔がこぼれてしまうことも。
そんな毎日の小さな一歩は、未来への大きな一歩となります。
楽しみながら、無理なくできることはまだまだたくさんあるはず。
BOTANISTが明日から始められる5つの「ボタニカルなアイデア」をご紹介します。


野菜や果物をまるごと食べて
ヘルシーにフードロスを減らす

たとえば大根は皮も葉も料理しだいで美味しく食べられるし、リンゴやニンジンは皮まで使うならミキサーにかけてジュースに、オレンジやレモンは皮もマーマレードに、と「まるごとレシピ」はちょっとしたトレンド。ピーマンの種も食べられる、皮ごとのじゃがいもやキャベツをカットせずまるごと1個使う、など栄養もまるごと摂れる豪快な”映え”レシピも人気。なるべくどこも捨てない心がけだけでもゴミは減らせます。


Regrowing Vegetables
〜野菜をリグロウしてみよう

野菜の根やヘタなど、ふつうは料理するときにカットしてポイっと捨ててしまう切れ端を使って、もう一度野菜を育てる“リグロウベジタブル”も、話題です。アメリカ西海岸からブームが起こり、SNSでも世界中の人たちがチャレンジしているのを見ることができます。(#regrowingvegetables #再生野菜) 基本的には水と光を与えれば、多くの野菜の切れ端がリグロウするので、水を入れたグラスや空き瓶にポンと入れるだけ。日々の成長を眺めるだけでも植物の生命力に驚かされたり、キッチンのナチュラルなインテリアとしても楽しめます。比較的簡単にできる野菜のリグロウをご紹介します。

ハーブ類は茎を水に挿す

バジルやミントなど、スーパーでも買えるフレッシュハーブは、葉のついた茎を7〜8cmほどの長さに切って、水を入れたグラスなどに挿すだけで、新根や新芽がでてきます。爽やかな香りも楽しめ、日々の料理にもさっと使えて便利。

小松菜、三つ葉、ネギ、パクチーの残った根っこを

茎を3cmほど残して、グラスの水などに浸しておくと、株元から新芽が伸びてきます。 小ネギなら3週間くらいで収穫できます。

ニンジン、ラディッシュは葉のつけ根(ヘタ)から再生

ニンジンのヘタの部分を1cmくらい、浅いお皿などに水を貼って浸けておくだけで、鮮やかなグリーンの葉が伸びてきます。土に植え替えると数ヶ月で新しいニンジンができます。

芯や底の部分から〜レタス、セロリ、タマネギ、ニンニクなど

料理のときにカットする芯や底部分をちょっと長め(3cm程度)に残して、口の広いボールや浅い瓶に、半分くらい浸る程度の水をはって入れるだけ。毎日水を替えて、日当たり、風通しのよい場所に置きましょう。

アボカドの種を球根みたいに水耕栽培

果肉をはずした後、尖っているほうを上にして、空き瓶などに下1/3くらいが水に浸かるように入れます。爪楊枝を2〜3ヵ所浅めに刺して支えにしても。15℃以上になる初夏からが発芽させるのに向いています。発芽まで時間がかかる場合もあるので、気長に楽しみに待ってみて。


コーヒーかすや茶殻を再利用するアイデア

コーヒーや紅茶、日本茶も、毎日欠かせない楽しみな分、けっこうなコーヒーかすや茶殻が出ますよね。捨てればゴミになるだけですが、日常の中でもう一度活躍する場面がいろいろあります。

乾燥させて天然の消臭剤に

コーヒーかすや茶殻には、優れた消臭、脱臭作用があるので、抽出した後、充分に乾燥させてから、様々な用途に再利用できます。ガーゼの袋や空き瓶などに入れ、洗面所や下駄箱に置いておくと、イヤな臭いを吸収してくれます。床に撒いて掃除機でゴミと一緒に吸い込ませれば、掃除機の埃っぽい臭いを消してくれます。

植物の肥料や虫よけに

鉢植えや庭木の根本に撒いておくと虫よけになります。また少し手間がかかりますが、土としっかり混ぜて充分に発酵させ堆肥を作ると、植物を元気に育てる肥料にもなります。

DIYのコーヒー染めにトライ

コーヒーかすを使って、布や紙をナチュラルな色合いに染めることができます。
染めたい布や紙は、前もって牛乳を薄めた水につけておきます。沸騰したお湯1リットルに対しコーヒーかす大さじ3杯程度を溶かした染液を作り、下準備した布や紙を浸し、まんべんなく染まるようにトングなどを使って泳がせるようにします。1時間くらい浸けておいたら、ミョウバンと水を加えてさらに30分〜1時間おいて色止めをします。その後、水でよくすすいで乾かします。着古した白いTシャツを蘇らせたり、やさしいブラウンやベージュのコースターやレターパッドを作ってみるのも素敵かも。


癒やしてくれる植物を育てる、一緒に暮らす

おうちで過ごす時間が増えると、観葉植物やベランダでのガーデニングに手をかけることもできるのはないでしょうか? こんなときだからこそ、姿や香りで心身をリラックスさせてくれる植物や、空気をきれいにしてくれるエコプランツをインテリアに加えてはいかがでしょうか。水やりや植え替えなどの丁寧な仕事自体も、心を穏やかにしてくれます。
一緒に暮らしたいおすすめの植物をピックアップしてみました。

カモミール(カミツレ)〜可憐な花と癒やしの香り

多くの種類がありますが、丈夫で育てやすいローマンカモミールは、春から秋、白い可憐な花を咲かせます。花だけでなく、葉や茎にもフルーティーな甘い香りがあります。昔から薬用に用いられ、安眠を誘うハーブティーの代表格。ベッドサイドに置いても。

爽やかに香る食べられる多肉植物〜アロマティカス

花屋でもよく見かける多肉植物。肉厚でぷっくりした葉が可愛らしく、爽やかなミントのようなとてもよい香り。こまめに剪定し、切った茎をしばらく水につけておくと根が生えてくるので挿し木にして増やしていくのも、おうち時間の楽しみになりそう。

シルバーっぽいグリーンがインテリアとしてもおしゃれ〜ユーカリ

ユーカリの葉をこすると、主成分のシネオールによって爽やかな香りを放ちます。鎮静や虫除けにも効果があるとされ、精油や化粧品などにも使われています。鉢植えで育てるなら窓辺やベランダなど、風通しがよく日当たりのよい場所で。切った枝葉はドライフラワーにするのもおすすめです。

空気の浄化、風水にもよいとされる〜サンスペリア

リュウゼツラン科の剣のようなシャープな葉を持ち、日本では「トラノオ」とも呼ばれます。
夜の間に二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出すという特徴や、マイナスイオンの放出量が多いなど、お部屋の空気を浄化してくれる観葉植物として人気。


No Plastics
〜身の回りからプラスチックを減らすこと

環境や海洋生物の脅威にもなっているプラスチックゴミやマイクロプラスチック問題が深刻さを増しています。台所やリビングを見回して、プラスチック製品をもう増やさないことは、私たちひとりひとりができるエコ&サスティナブルなアクションです。
スーパーでレジ袋をもらわずに、エコバッグを持参するのは、当たり前になりつつありますが、もう少し踏み込んで考えてみましょう。

選ぶ、使う、捨てること

使い捨てレジ袋のかわりに、コットン素材のエコバッグを繰り返し使うほうが、もちろんプラスチックゴミは減らせます。ですがおしゃれ感覚でエコバッグをいくつも買っては取り替えたり、飽きたり汚れたらすぐ捨ててしまうのでは本末転倒かも知れません。その製造や輸送などの過程で出るCO2排出量まで考えると、100枚のレジ袋のほうが1個のコットンのトートバッグよりずっと省エネで作れる場合もあります。つまり、1個のエコバッグをいかに長く繰り返し使い続けるかが重要なのです。
天然素材で丈夫なエコバッグを選んでぜひ長く大切に使いたいものです。おばあちゃんが何十年も前に使っていた籐の買い物かごが実家のどこかに眠っていたりしたら、それは本当に素敵でエコな掘り出し物です。
他にもおうちの中をちょっと見渡せば、暮らしからプラスチックを減らしていくポイントはいくつもありそうです。

何よりインテリアもナチュラルでスタイリッシュなテイストになりそうです。

ただし今使っているプラスチック製品を捨てて、新しく買い直そうといっているのではありません(それではさらにゴミを増やすことに)。プラスチックは完全に悪者というのでもありません。優れた素材であることも確かで、現代の生活からなくすのは現実的に不可能です。私たちひとりひとりがやるべきなのは、リサイクル可能なペットボトルや調味料の容器、洗剤や化粧品の容器などプラマークの付いている資源ゴミを、捨てる前に必ず軽く水洗いすること、分別をきちんと行うこと。中身が残っていたり汚れがひどいとリサイクルできず、廃棄ゴミになってしまうからです。

リサイクルされたペットボトルが、おしゃれな服やバッグに生まれ変わったり、植物由来で土に還るプラスチック製品もあります。そうしたことを知って、モノを選ぶ、使う、捨てること、それが、自然を大切にしながら丁寧に暮らすことにつながります。


バイオマス容器でCO2排出量削減を実現したBOTANIST

2021年3月のフルリニューアルを境に、BOTANISTは環境負担の少ないバイオマス容器を採用しました。バイオマス容器は、サトウキビを原料とした植物由来のプラスチックを使用。容器の製造サイクル全体を通じて、CO2排出量の削減が可能で、環境と人への優しさが特徴です。

また、BOTANISTは2030年までにすべての容器を環境に配慮したプラスチック素材や、環境に配慮した紙などの素材を使用する事を目指しています。


共に生きる未来のために、一歩踏み出す

BOTANISTもまたサスティナブルなブランドとして、環境問題をテーマにキャンペーンやイベントを実施するとともに、北海道美幌町(びほろちょう)にあるBOTANISTの森づくりもはじめています。

FOR A SUSTAINABLE FUTURE
毎日を笑顔にするサスティナビリティを、ひとつずつ。よりシンプルに、ミニマルに。
BOTANISTと共に、そんな未来へ一歩踏み出しませんか?

#暮らしを整える
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